以前は、ミズタニさんが代理店で登録商標の関係でbirdyという名称が使えず日本モデルのみr&m bd-1という名前でした。2015年にパシフィクサイクルジャパンさんへ代理店が移行した際にbirdyという本来の名称に変わったようです。
2022年現在、販売されているモデルは、モノコックフレームが6種類(多すぎないか?)、ストレートフレームが1種類となっています。
個人的には、ストレートフレームのBD-1が大好きなので、classic一択なのですが、モノコックフレームが6種類もあるので、詳しく見ていきたいと思います。
前後サス付きなので乗り心地はイイです
birdyは、固くて大嫌いなアルミフレームなわけですが、前後に簡易的なサスがついているので、かなり乗り心地がイイです。サスの動きがイイので、逆にペダリングロスを嫌ってサス機能をロックしたりする方もいるくらいですからね。
ちなみの私の場合、フロントカーボンフォークでリヤもエラストマをカーボンに置き換えて完全なリジッドバイクとして乗っていました。それでもカーボンが振動吸収してくれるおかげで、フォークもアルミのフルアルミバイクよりは、だいぶ乗り心地はいいほうです。
モノコックフレーム
ミズタニ自転車さん扱いの2005年から2014年までのモノコックフレームとは異なり現在のパシフィックサイクルジャパンさん扱いに変わったのを機に第三世代のニューbirdyモノコックとなります。 100個所にも及ぶ改良を施され、MTBのDNAからロードレーサーのDNAへと基本設計思想 を変更されたニューbirdyモノコックは、従来モデルとは比較にならない圧倒的な走 行安定性と、更なる折畳みサイズの小型化の両立を実現しています。つまりジオメトリがMTBライクなものからロード寄りになったということですね。BD-1時代からずっと疑問に感じていたオンロードモデルなのになぜMTBコンポを使っているのか(Vブレーキ・リヤOLDが135mmなど)ということが、やっと解消されたということで、よかったです。
ブレーキは、Vブレーキではなくディスクブレーキが主流になってます。今はロードバイクもディスクだったりしますから、正常進化していますね。
birdy Rohloff 最高峰グローバルモデル
外装27段変速に匹敵し、ほぼメンテナンスフリーのローロフ14速ハブギアシステム搭載。また、ケーブル駆動のディスクブレーキは、高い制動力を発揮し、メンテナンス性も良いです。
27段変速に匹敵ということは、前3段後9段変速のMTBを想像していただけるとイメージが湧きやすいかと。つまり激坂を歩くようなスピードで登ったり、ロードバイクのような高速巡航に使うようなギヤまでワイドレシオを備えているということです。
ローロフの内装ギヤは重さがネックですが、本体重量11kgで押さえられていますので、その点は、評価でしますね。
最高峰モデルと謳うだけあって、お値段も最高峰!買える人は買ってね!としか言えません。
birdy R 走りを極めたシリーズ唯一の20インチ採用の最速モデル
メインコンポはロード定番グレードの105をアッセンブルし、オンロードでの走行性能を追求したフラッグシップモデル。21度角のステムを装備し、スポーティーな前傾ポジションを実現。回転性能に優れたハブスミス製20インチを標準装備。
オンロードでの走りを重視したモデルで標準の18インチから20インチにインチアップされた純正カスタムモデルです。
自転車の車輪は、大きいほど安定性が上がります。つまり18インチより20インチの方が安定性が高く、走行性能が向上します。走りを最優先する方にはイチオシです。
birdy バーディー birdy R ハイポリッシュ&グロッシーブラック 折りたたみ自転車 | ||||
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birdy Touring まるでMTBのようなツーリングモデル
3速Sturmy Archerハブ× 8速スプロケット搭載で合計24速となっていて幅広いギアレンジで、厳しい上り坂でも、急な下り坂でも適切なギヤを選んで走れます。
タイヤも極太なバルーンタイヤSchwalbe Big Apple 18×2.0″なので、より一層MTB色が濃くなっています。エアボリュームがたっぷりあるので、乗り心地も良くちょっとしたオフロードでも前後サスとの相乗効果で乗り切れます。
今流行のキャンプのお供にピッタリな一台ですね。
birdy GT タフな装備がライダーを冒険に誘う
その名もGT(グランド・ツアラー)。
ブロックタイヤや油圧キャリパーブレーキなど、 タフなシーンにも耐える装備がライダーを非日常のアウトドアライディングへと駆り立てる。
こちらの方がよりオフロード色が強くまさにMTBといった感じです。
未舗装路でのグリップと耐パンク性を確保するゴツいタイヤSchwalbe Blackjack 18×1.9″を装着しています。
変速システムは10変速のスラム Ⅹ5。11T-32Tのワイドレシオな10速で幅広いシチュエーションに対応。
ワイヤーで作動する油圧式キャリパーを装備し、優れた制動力とメンテナンス性を両立。
コチラもキャンプなどのアウトドアのお供にピッタリな一台です。
birdy バーディー birdy GT デザートイエロー 折りたたみ自転車 | ||||
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birdy Air より軽く、より軽快に
軽量パーツの採用により、現行ラインナップではもっとも軽い9.87㎏※の車体重量を実現。
キャリパーブレーキを装備することで輪行時の扱いやすさをさらに向上させている。※ペダルを除く
シリーズ唯一のキャリパーブレーキ採用モデルです。重量も最軽量な9.87kgと10kg切りを達成しています。ディスクブレーキよりも軽量で輪行時にトラブルを発生しにくいキャリパーブレーキを採用。
転がり抵抗の低い細身のスリックタイヤSchwalbe Kojak 18×1.25″を装備し、軽快な加速とハンドリングを実現。
剛性の高い固定式ステムを採用。スポーティーな前傾ポジションをとることができる。
軽量性を生かして輪行することを目的としているようです。徒歩よりも3倍速く移動でき・・・と謳っているので、輪行して目的地を散策するといった使い方を想定しているようです。輪行やポタリングをメインで使いたい方にはピッタリです。
オンロードしか乗らない人ならコレ一択な気がします。
birdy バーディー birdy Air ファイヤーレッド 折りたたみ自転車 | ||||
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私の場合は、コレをベースにロードコンポ組んでフロントダブル化してドロップハンドル化もしてロードっぽい感じにして乗りたいです。
こんな感じに
birdy Standard すべてが進化した新型モノコックフレーム
低重心かつ高剛性なフレームとアップライトなポジションで通勤からツーリングまで幅広く対応するオールラウンダー。
あらゆる服装にマッチする落ち着いたフレームカラーを用意。
standard(スタンダード)と言うだけあって、コレが標準モデルです。なので、どのbirdyにすればイイかわからないとか、普段使いしたいという方は、これを選んでおけば間違いないです。カスタムベースとしても最適です。
ライダーの体格や走行シーンに応じ、ハンドルの高さを5段階に調整できるステムを採用。ステムもbirdy air のように前傾ではなく後傾(手前に傾いている)なのでアップライトなラクなポジションで乗ることが可能なので小柄な女性などにもピッタリです。
シマノのロードバイク用コンポーネント「ソラ」で11T-32Tのワイドレシオな9速を採用。街乗りなら十分にカバーできるギヤ構成となっています。不満がでればdura-aceの11速などにカスタマイズすることも可能です。
シマノ CS-R9100 カセットスプロケット 11S 11-30T DURA-ACE デュラエース SHIMANO 土日祝も営業 送料無料 | ||||
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雨天でも安定した制動力を発揮するディスクブレーキ。メンテナンス性に優れたメカニカル式。油圧式ではありませんが、街乗りなら必要十分な性能です。
タイヤも細すぎず太すぎずCST 18×1.5″が装着されており、これも街乗りに適した物となっています。
すべてにおいて、街乗り最適な構成になっているのがstandard(スタンダード)です。
birdy バーディー birdy Standard グラファイト 折りたたみ自転車 | ||||
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birdy Classic いまだ色あせない伝統のデザイン
初代バーディーを彷彿とさせるストレートフレームを採用。
ジオメトリーを一新し、各部の剛性を強化するなどのブラッシュアップにより、走行性能は初代より大きく向上している。
初代BD-1を彷彿とさせるストレートフレームのbirdy classic。個人的には、一番好きなデザインです。デザインは初代と変わりませんが細部のジオメトリーや各部の剛性強化もされています。
初代譲りのストレートフレームはヘッドチューブやトップチューブを大径化し剛性を確保。
初代は、いろいろなところにクラックが入ったりしてました・・・フロントフォークとステムの結合部、フロントフォークのハブ取付部、フレームのシートクランプ部が裂けたりして、その対策版としてエンボスフレームの内側から臼で押すタイプになったりして。その辺りの剛性UP対策が施されているようですね。
構造がシンプルでメンテナンス性に優れ、充分な制動力を発揮するVブレーキを搭載。
ココが唯一の残念ポイントです。なぜキャリパーブレーキにしなかったのか?と小一時間・・・ 街乗りにVブレーキは、必要ないというのが持論なのですが。一般の人はキャリパーブレーキだろうがVブレーキだろうが”効けば問題なし”ということなんでしょうね。コスト的にも一番安価ですしね。時代の流れとしてはディスクブレーキなんでしょうけど、初代BD-1をオマージュしたのならなおのこと、キャリパーブレーキであってほしかったです。
birdy バーディー birdy Classic サンセットオレンジメタリック 折りたたみ自転車 | ||||
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まとめ
個人的には、モノコックフレームならキャリパーブレーキ装備で最軽量モデルのbirdy airがイチオシです。コレをベースにロードコンポ組んで乗りたいです。
birdy classicは、スタイルは一番好みですが、Vブレーキなので・・・
あとは使用目的に照らして選んでいただければ幸せになれますよ。birdyなら全然恥ずかしくない高級折り畳み自転車です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
それでは良き折りたたみ自転車ライフを!